utyujinのひとりごと(우주인의 혼자말)

金魚鉢高校

utyujin 2024. 2. 26. 13:22
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   私が通った阪南高校は、全クラスの教室の両サイドが全面ガラス貼りの校舎であり、窓がなかったので、みんなが金魚鉢と呼んでいた。一様は、進学校であるが、進学のための特別授業などはなく、普通の授業のみであり、大学に進学するには、最初から浪人を覚悟していた。学校までは、最寄の地下鉄の駅からは10分以上かかった。電車が遅れると学校まで猛ダッシュした。担任の先生が乗っていることもあり、その場合は、先生より早く到着すれば問題なかった。机の下に持ってきた弁当を隠しておいて、1間目か2間目には、毎日のように早弁をしていた。授業が始まると学校の門が閉まるので、学校には、売店があったように思うけれど、休憩時間には、多くの者が学校の弊を越えて、門の外のお店で飲み食いしていた。冬の寒い日に氷アイスを食べていたら唇が凍ってアイスにくっついてしまい慌てたことがあった。

    学校から駅の中間に公園がありいつも通っていた。この公園で良くいたずらをした。女子生徒と女先生のスカートめくりが流行っていた。恥ずかしそうな顔を見るのが面白くて、公園の遊具の上から釣竿のような棒でスカートを引っ掛けて上げて、すぐに逃走するのである。私の学校は、男女共学で、番長のような者いなかったけれど、近くの男子校や女子高には番長やスケバンがいた。つめ襟を高くしたり、上着を長くしたり幅広のズボンをはいていて、学ランといわれていた。スケバンは、女である。すその広がった長いスカートを穿いていた。