utyujinのひとりごと(우주인의 혼자말)

初めてのアルバイト

utyujin 2024. 2. 21. 22:53
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 私が、いろんなアルバイトをするようになったのは、もうお分かりのように、模型を買うためであった。中二の夏休みに、家の向かいにあった鋳物工場のおばさんが、アルバイトをしないかと言ってきた。中学生のアルバイトは、当時認められていたのかどうかわからないが、11000円で2週間バイトすることにした。家から自転車で10分の距離にあった新田ゼラチンという会社であった。動物の皮革や骨から抽出したゼラチンを網の上で乾燥させてたものを網から剥がして箱に入れる作業を、おばさんたちと一緒に働いた。剥がれにくい物は、あばさんたちが苦労していたので、良く手伝ってあげた。バイトは、2週間で、最後の日に10日分のバイト代を貰った。給料袋には、12000円入っていて、表には、「一生懸命働いてくれたので、バイト代を1日1200円で計算しました。ご苦労さんでした。」とメモが書いてあり、感動した。これが、私の人生初のアルバイトである。母もよく家で内職をしていたが、メリヤスものの仕上げをしたり、ブラウスにスパンコールやビーズを付けたり、刺繡をしたりしていた。おそらく1件2円から6円程度の内職だったと思う。1200円は、少ない金額ではなかった。

*このゼラチンは、食用、医療用の他にフイルムの現像材料などにも使用されているとのことだった。

 鉄道模型趣味の本

 私の良く通った模型店には、いつも鉄道模型趣味という雑誌が置いてあった。定期購読しているお客さんが何人かいたようである。この雑誌は、今も健在で、私の生まれる前から発刊されていて、日本でも最古の鉄道および鉄道模型の雑誌の一つということである。

 私は、時々しか購入しなかったけれど、この本の特集記事などを参考にして、日本橋の電化街に行って部品を買い集めてきて、模型用のコントローラーなども自作したものである。