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5,154番目手紙の中から (2003年 2月 23日 07時 27分)
あなたたちは、出家すると言ってさびしい独身の道を行くことが宗教であり信仰の道だというが、それはまず肉のこの世にある親の心を痛める行為だから、そのこと自体過って始めることである。 |
男女が会って家庭を成して子孫を成しながら生きて行くようになっていることを、信仰の道であり宗教指導者の道に行くと言って、家庭を忘れて独身主義で一人で行くことは、家庭を持った人々のその心を知らないのである。家庭を持たない者は、家庭を持って生きて行く人の苦衷と試練を絶対に知ることができないし、その意味を知り得ないのである。夫婦間の愛が何であり、難しくて大変な時に互いに力を合わせて暮すことが何であり、子を愛する親の愛が何なのか、それ自体も知らないのに、宗教指導者の道に行くと言って独身で一人で暮すことは、万民を目覚めさせる指導者として本当に万民といっしょに行くことができないし、彼らの痛く悲しい心を知ることができないのだから、どうして彼らの指導者になることができると言えるのか? どろに入って行ってそこにはまらないで、どろの中で喘ぐ民を引っ張り出すそのような者が、真の指導者だと言ったのである。悪に入って行くことが恐ろしくて入らないでただ外で大声を出す宗教指導者、自分の服に泥がつくからといって、どろに入って行かないで外で声だけ上げるそのような指導者は、真の宗教指導者ではではないことを知らなければならないのである。 |
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