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うそをつくな[896番目神様のみ言葉の中から (2000年 12月 12日 10時 30分)]
十戒に、「汝の隣人に対して偽りの証を立つるなかれ。」とあるように、偽りで人を欺瞞することは殺人と同じであり、偽りを行うことができるその心中には邪悪な心が潜んでいるのである。
他人に偽りをすることは、単純に君たちが何か一つを欺こうとすることではなく、彼を欺く前に邪悪な心で人を憎んで嫉妬し、自分の前に大きなものを置こうとする欲心があり、人を欺瞞しようとする心がそこにあるのだから、偽ること自体が邪悪な心であって、他人を殺すことよりももっと残酷な心があるのである。その偽りの中には、あらゆるこの世の過ったものがすべて含まれていて、君たちが過って暮して善行ができないすべての基礎が、偽りをすることによって成り立つのだから、嘘が悪の根源であると言えるのである。
君たちの宗教指導者が言わなかったか? 人間だから罪を犯し得、罪を犯した者は聖殿へ来て私に祈ればその罪の許しを受けられると言うのだから、そのような大変な過ちを教える根源がなんだろうか? これはまさに君たちが嘘をつくことができ、偽りを行うことができるというところから成されるという意味と同じである。
嘘をつくことができない者、嘘をつかない者は罪を犯すことができないから、その罪を人間だから犯して私に許しを乞うことさえもあり得ないし、敢えてそのように思うこともできないしそのような行動をすることもできないのである。
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