utyujinのひとりごと(우주인의 혼자말)

大学院入学試験

utyujin 2024. 2. 18. 22:44
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 この頃は、家からの仕送り(3万程)は使わず、アルバイトで生計を立てていた。大学に有賀という友人がいた。彼とは成績の競争していたのだけれど、お前は、大学以外の活動ばかりしているので成績が下がったのだと言われた。悔しかったので、3年生の勉強は、熱心にした。もちろんいろんな活動もしていた。3年生の時の頑張りが、大学院に進学することにつながった。専門課程の優の評価数が多い学生は、無試験で大学院に進学できたのだけれど、私は1つ足りなくてテストを受けた。友人の有賀は、無試験で大学院進学を許可されていた。

 試験中に不思議な体験をした。問題を見ているとこの問題は何の問題かを考えていると、頭の中に以前3年生の時に整理したノートが浮かんだ、頭の中でそのノートをめくっていって問題の答えを見つけ出すことができた。ドイツ語の試験もあった。ドイツ語は辞書持ち込みであったので、初めは試験場に辞書をめくる音がしていたが、やがて静かになった。私は、時間が終わるまで辞書を引いて、答案を単語の羅列で埋め尽くした。結果は、もちろん合格である。

 長野県は車がないと不便なのであるが、引っ越してから購入したサニークーペに乗っていろいろと出かけた。冬になると授業がない時は、この車で菅平スキー場にスキーにでかけたり、土曜日には、別所温泉に出かけたりした。スキー、スケート、登山、そして温泉。これが信州の良さである。