日本語学習資料(일본어 학습 자료)/読解資料(독해 자료)

うさぎ と かめ

utyujin 2024. 2. 27. 20:56
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のどかなある()のことでした

()なたで甲羅(こうら)()しをしながらうとうとしているカメのそばを

(とも)だちのウサギが(とう)りかかりました

 

こんなにいい天氣(てんき)だっていうのに(きみ)(あたま)手足(てあし)もすっかり()()めてお昼寝(ひるね)かい

おはようカメは()をさまして甲羅(こうら)(なか)から()いました

ぼく甲羅(こうら)()して丈夫(じょうぶ)にしているところなんだ

甲羅(こうら)ならもうすっかり丈夫(じょうぶ)だよさあ()きた()きた

ウサギはしっぽを引張(ひっぱ)ってカメが甲羅(こうら)から()るのを手伝(てつだ)いました

 

さてとカメ(くん)(きみ)もっと野山(のやま)を駆()(めぐ)って(あし)(きた)えなくてはいけないよ

ありがとうウサギ(くん)だけどぼくの(あし)もう十分(じゅうぶん)丈夫(じょうぶ)だよ

だめだめそんなことはぼくと駆()けっこをして()ったら()えることさよしそれじゃあむこうの(やま)(ふもと)までどちらが(さき)()くかの競爭(きょうそう)だよヨーイドン

 

ウサギはせっかちにさっさとスタートの(せん)()くと()()しましたしかたなくカメものそのそと出発(しゅっぱつ)しました

(やま)(ふもと)までの(みち)もう半分(はんぶん)以上(いじょう)(はし)ったウサギは(たち)どまってさっき来()(みち)()(かえ)りました

もちろんカメはまだずっと(とお)くですから()える訳(わけ)がありません

(おも)()(はし)ったから(すこ)(つか)れたよどうせカメ(くん)まだまだ追付(おいつ)きっこないんだ一休(ひとやす)みして昼寝(ひるね)をしたって十分(じゅうぶん)()()うさ

 

カメはわき(きめ)()らず(やま)(ふもと)目指(めざ)しました

ウサギが、昼寝(ひるね)をしていた木陰(こかげ)のそばもわき(きみ)もせずまっしぐらに(とう)()けて一番(いちばん)(やま)(ふもと)()きました

寝過(ねす)ごしてしばらくしてから(あわ)ててやってきたウサギにカメは()いました

ほら ね、ぼくの足(あし)は、丈夫(じょうぶ)だよ」