ある時、サムスンが自動車会社を釜山(プサン)に設立するため、サムスンのグループから選ばれた中堅のメンバーを教育するプログラムを担当した。日本から来る日産自動車の指導を受けるため日本語の特訓をするためであるが、ソウルからプサンに出向するのは、大変であり可愛そうに思えた。 1998年から販売が始まった、初代のクルマ(SM5:日本名マキシマ)は、20年以上経った今でも元気に走っているのを良く見かける。韓国製の同年代の車が走っているのを見ることはほとんどないのに、である。 私は、今は日産のアルティマに乗っていますが、その前は、10年ほどSM5に乗っていました。故障も少なく載りやすいくるまであり、エンジンオイルの交換などでたまに修理工場に行くと、こんな車ばかりだと、自分達の仕事がなくなるよと、ぼやいていたものである。 サムスンは、会社の人間はもとより、仕事の関係者まで、SM5の購入を強要したよう..