この頃は、家からの仕送り(3万程)は使わず、アルバイトで生計を立てていた。大学に有賀という友人がいた。彼とは成績の競争していたのだけれど、お前は、大学以外の活動ばかりしているので成績が下がったのだと言われた。悔しかったので、3年生の勉強は、熱心にした。もちろんいろんな活動もしていた。3年生の時の頑張りが、大学院に進学することにつながった。専門課程の優の評価数が多い学生は、無試験で大学院に進学できたのだけれど、私は1つ足りなくてテストを受けた。友人の有賀は、無試験で大学院進学を許可されていた。 試験中に不思議な体験をした。問題を見ているとこの問題は何の問題かを考えていると、頭の中に以前3年生の時に整理したノートが浮かんだ、頭の中でそのノートをめくっていって問題の答えを見つけ出すことができた。ドイツ語の試験もあった。ドイツ語は辞書持ち込みであったので、初めは試験場に辞書をめくる音がしていた..