赤(あか)ずきんと呼(よ)ばれている、かわいい女(おんな)の子(こ)が、いました。 ある日(ひ)、お母(かあ)さんが、燒(や)きたてのお菓子(かし)と、ブドウ酒(しゅ)を入(い)れたかごを渡(わた)して、 言(い)いました。 「お祖母(ばあ)さんが、ご病気(びょうき)なの。これを持(も)ってお見舞(みま)いに行(い)ってちょうだいね。 道草(みちくさ)をしないで、真(ま)っ直(す)ぐに行(い)くんですよ」 赤(あか)ずきんは、かごを下(さ)げて出(で)かけました。きれいな森(もり)の小道(こみち)を步(ある)いていると、向(む)こうからオオカミがやって来(き)ました。赤(あか)ずきんは、オオカミを知(し)らなかったので、ちっとも怖(こわ)いとは思(おも)いませんでした。 おまけに、オオカミは、親切(しんせつ)そうに話(はな)し掛(か)けてきました。 「おや、赤(あか)ずきんちゃん、すて..